平成25年7月18日、栃尾産業交流センターおりなすてまりホールにて、雁木計画案の中間発表会が行われました。栃尾表町住民のみなさんが見守る中で、新潟大学学生5チーム、新潟工業高校チーム、新潟大学ダブルホーム「あい」チームそれぞれが、住民の皆さんとのヒアリングを通して考えた雁木の計画案をプレゼンテーションしました。
発表前に打ち合わせをする学生の様子
初めに、栃尾表町の西川区長より開会の挨拶が述べられました。その中で、発表を行なう学生たちに向けて「最終発表へ今回の中間発表を十分に活かして下さい」とアドバイスが送られました。
開会の挨拶
中間発表会では、これまでのまちあるきとヒアリング、大学での検討会や講義などで得た知識や情報を踏まえて、各班で考えてきた計画案を、来場して下さった表町の住民の方々の前でプレゼンテーションしました。
本年度の雁木は、表町の住民の方々が日々の生活で利用する公共ゴミステーションを雁木と一体的に設計するというものです。学生たちからは、雁木通りを流れる風をテーマにした提案や、住民の方が休憩できるベンチがある提案など、様々な雁木の計画案が発表されました。住民の方々からは、「ゴミ箱の清掃はどのようにするのか」、「積雪時の雪を捨てる方向はどちらか」といった意見や、「ネットを必ずつけてほしい」、「鳥や動物の侵入についてどのような配慮があるのか」といった質問・意見が挙がっていました。
発表を行う学生
また、多くの表町の人びとが日常的に利用している場所であるため、住民の方々の要望や意見を踏まえた上で、全体で設計条件の整理・確認を行いました。
設計条件の整理
最後に住民と学生が班毎に話し合いをおこない、最終発表までの改善点や予定が話し合われました。
学生たちにとっては、最終計画案に向けて良いアドバイスとヒントが得られた中間発表になったのではないでしょうか。
これまでにはない、付加機能の付いた雁木の提案をどのようにまとめあげるのか、今後が楽しみになる中間発表でした。
班に分かれての話し合い