2013年11月28日木曜日

雁木表彰式

平成251127日、新潟大学悠久会館にて本年度の雁木計画案の表彰式が行われました。栃尾支所の方とともに長年雁木活動に携わってこられた大竹さん、青木さん、副区長の大崎さんが、新潟工業高校からは寒河江先生と生徒の皆さん、新潟大学からは西村伸也教授と主に三年生が参加しました。式は栃尾支所の武士俣支所長の挨拶から始まり、3位から1位までの班が順に栃尾支所武士俣支所長から賞状を受け取りました。

武士俣支所長の挨拶
今年度の雁木活動では新潟大学ダブルホームと新潟工業高校の班が大健闘しました。1位の班の代表者が、他のチームの頑張りや表町の方々のサポートのおかげで雁木活動をおこなうことができましたと、感謝の言葉を述べていました。新潟大学建設学科の学生には悔しい結果となりましたが、この悔しさをバネにこれからも良いものを作るために精進しようと思います。
式が終わると、各班で表町の住民の方々と一緒に記念撮影をしたり、お話をしたりと短いながらも楽しい時間を過ごしていました。


1位に選ばれた作品は、現在実施設計にむけて大学院生とダブルホームの学生が協働でブラッシュアップしています。

春先には表町の新たな雁木として雁木通りを歩く人々を暖かく見守ってくれることでしょう。

市長プレゼン

平成25年11月28日三条市役所にて市長への施工案のプレゼンテーションと三条ポケットパーク表彰式が行われました。

市長をはじめ三条市役所の方数名、市民の方が2名、西村先生、学生10名が集まり表彰式が行われました。
三条ポケットパークで決めた施工案を改めて市長に報告しました。

2013年11月12日火曜日

三条ポケットパーク実行委員会

平成251111日月曜日、三条市役所にて小さな里山づくり(三条ポケットパーク)実行委員会が開催されました。冷え込むなか会場には多くの住民の方々にお越しいただきました。


学生は9月の発表会で採択された計画案を改善した修正案を発表し、実施施工にむけて住民の方々と多くの意見を交換しました。

11号ポケットパーク修正案資料1
11号ポケットパーク修正案資料1


11号ポケットパーク修正案資料2
11号ポケットパーク修正案資料2

住民の方々は学生による発表を聞き模型を見て、計画案を施工していくうえで問題となるポイントについて質問をしました。今回の計画案では円弧とテーパーをかけたベンチの製作方法や、広い敷地における雨水の集水計画についてのより詳細な話し合いが出来ました。さらに、植栽計画については樹木の量が適切なのか、配置の意図など質問や指摘も受けました。
住民と学生による意見交換の様子
住民と学生による意見交換の様子
議論を終え、今回の計画案はベンチのデザイン再度練り直した上で施工を行うことが決まりました。


あられ混じりの雨が降るようになり今後ますます冷え込んでいきますが、施工に向けて更に改善して円滑に施工できるように計画していきます。

2013年10月21日月曜日

11号ポケットパーク樹木選定

平成25年10月19日、11号ポケットパークに植える樹木を選定するため三条市の保内公園へいきました。

米山・千葉による選定樹木の確認

台風の影響が心配でしたが、幸いにも雨は降らず秋らしい天候のもと多くの住民の方々に参加いただきました。また、後期から新潟大学に留学にきた中国人の学生も参加し、中国と日本の山の違いなどを話しながら普段よりも賑やかに里山へ向かいます。

意外と急勾配な坂道

6月の里山歩きの頃には初夏の新緑に囲まれていた里山も、10月にもなると秋の花が咲いて段々と色づき始めている草木があり時の流れが感じられます。栗や柿や山葡萄なども実っており前回とは全く違う里山の顔を見ることが出来ました。

甘く実った山葡萄、ちゃんと食べられます

2班のメンバーを中心に住民の方々と協力して樹木の選定を行いました。次々と目的の樹木を見つけ出す住民の方々に負けないように、学生も懸命に選定に望みました。

選定リストとにらめっこ

目的の樹木でも大きく成長していると掘り出しや運搬が大変なので、手頃な大きさの樹木を探すのに一苦労しました。また、今回の里山は私有地のため、樹木を見つけても敷地境界を超えている場合があり、一から探し直す事態に陥ることもありましたが、なんとか選定を終えることが出来ました。

目印のテープをつける

今後、選定できた樹木・見つけることができなかった樹木を考慮に入れ、実施案の完成に向け案をまとめていきます。

集合写真

2013年9月27日金曜日

施工案決定!

平成25926日(木)、三条市役所にて、小さな里山づくり(ポケットパーク)実行委員会が開催されました。

住民の方からの質問に答える学生

今回の実行委員会では817,18日に行われた住民投票の結果を踏まえ、投票数の多かった上位2チームによる整備案から、実際に施工するための検討会を行いました。学生は最終発表の際に住民の方から指摘された点について検討してきたことを発表しました。

模型を使っての住民の方とのディスカッション

住民の方からは、ベンチの施工の問題や排水計画、ポケットパークの緑比率の質問・指摘が多くあげられ、具体的な整備に向けてこれまで以上に詳細な議論が行われました。

話し合いの結果、投票で2位であった2班の「芽生え」の整備案をもとに整備することが決定しました。しかし、多くの課題をもっているため、実際の施工に向けて修正案を作成していくことになりました。
整備計画案が決定した後は、今後の活動のスケジュールを確認するとともに、来年度以降の活動の在り方についても検討を行っていくことになりました。

実行委員会により決定した整備案

「芽生え」の案のポイントとなる「芽生えの広場」や散策路が今後検討を繰り返していき、魅力のある広場、散策路となるよう今まで以上に学生と住民の意見を交換していきたいと思います。

2013年9月22日日曜日

雁木計画最終プレゼンテーション

平成25年9月21日、栃尾文化センターにて、雁木計画案の最終プレゼンテーションを行いました。十年ぶりとなる文化センターでの最終プレゼンテーションに、雁木活動を始めた頃を思い出すような一日だったのではないでしょうか。

発表の様子

当日は栃尾表町住民だけでなく、新潟大学建設学科OBの方も多く集まっていただきました。建設学科3年生、ダブルホーム、新潟工業高校の学生と住民とで半年間に渡り試行錯誤した成果を発表する場となりました。

住民と計画案の詳細について議論する学生

今年はゴミステーションの提案も兼ねた今までとは違った特殊な敷地での提案であり、中間発表の際には実際に住民が利用することを想定した実務的な意見などが多く飛び交いました。その時のアドバイスやヒントをもとにデザインコンセプトを見直した班、欄間のデザインなどの細部を詳細に詰めてきた班など、計画案の検討を推し進めてきた様子が見られました。各班の提案に、住民からの意見の他にも新潟大学OBの鋭い指摘や栃尾支所の方からの質問が投げかけられ、白熱したプレゼンテーションとディスカッションとなりました。

今年度の参加者で記念撮影

発表された雁木の計画案は、9月23日から9月29日まで表町「雁木の駅」に展示され、住民投票が行われます。投票結果から、今年度に実際に実施される雁木をプレーオフで選定いたしますので、地域の住民の皆様はご投票よろしくお願いいたします。

雁木の駅の様子

2013年8月7日水曜日

2013三条ポケットパーク最終発表

平成25年8月6日に行われた最終発表で学生により提案された各班のポケットパーク整備案を公開します。

1班:”ものがたり”のポケットパーク



2班:芽生え



3班:空色×樹色×山の色




4班:潤いのポケットパーク




2013年7月19日金曜日

雁木計画案中間発表


平成25年7月18日、栃尾産業交流センターおりなすてまりホールにて、雁木計画案の中間発表会が行われました。栃尾表町住民のみなさんが見守る中で、新潟大学学生5チーム、新潟工業高校チーム、新潟大学ダブルホーム「あい」チームそれぞれが、住民の皆さんとのヒアリングを通して考えた雁木の計画案をプレゼンテーションしました。
発表前に打ち合わせをする学生の様子

初めに、栃尾表町の西川区長より開会の挨拶が述べられました中で発表を行な学生たちに向けて最終発表へ今回中間発表を十分に活かして下さいとアドバイスが送られました
開会の挨拶

中間発表会ではこれまでまちあるきとヒアリング、大学での検討会や講義などで得た知識や情報を踏まえて各班で考えてきた計画案を来場して下さった表町の住民の方々の前でプレゼンテーションしました
本年度の雁木は、表町の住民の方々が日々の生活で利用する公共ゴミステーションを雁木と一体的に設計するというものです。学生たちからは、雁木通りを流れる風をテーマにした提案や、住民の方が休憩できるベンチがある提案など、様々な雁木計画案が発表されました住民の方々からはゴミ箱の清掃はどのようにするのか積雪時雪を捨てる方向はどちらかといった意見やネットを必ずつけてほしい「鳥や動物の侵入についてどのような配慮があるのか」といった質問意見が挙がっていました
発表を行う学生

また、多くの表町の人びとが日常的に利用している場所であるため、住民の方々の要望や意見を踏まえた上で、全体で設計条件の整理・確認を行いました。
設計条件の整理

最後に住民と学生が班毎に話し合いをおこない、最終発表までの改善点や予定が話し合われました。
学生たちにとっては最終計画案に向けて良いアドバイスとヒントが得られた中間発表になったではないでしょ
これまでにはない、付加機能の付いた雁木の提案をどのようにまとめあげるのか、今後が楽しみになる中間発表でした。
班に分かれての話し合い